3月26日 寄せ場春闘集中行動(主催:全国寄せ場交流会)

 厚生労働省へ対する春闘要求団体交渉の報告


厚生労働省への申し入れについての報告

 

 326日 全国寄せ場交流会として東京・山谷日雇労働組合も厚生労働省に対し春闘要求を行なった。11時開始の団体交渉はおよそ2時間に及んだが厚生労働省側からの返答はわれわれの求めるものとは異なる結果となり今後も追及行動・申し入れ行動を続けていく。

 

1、「日雇雇用保険」の権利を労働者から奪うな

 ①「登録派遣」型で建設労働者を雇用する業者の調査を行ない、違法業者への指導を求める。

 回答

  現在法律で違法行為となっており都度取締りを行なっている。また、違法業者と疑われる業者があれば各都道府県の労働局へ連絡をしてほしい。

 

 ②東京都が実施している「特別就労対策事業」は、明らかに日雇の仕事でありながら、「求職受付票」には印紙を貼らず、労働者が「アブレ金」の需給を受ける権利を奪っている。これは、「雇用見込み」を条件にした手帳の発行・更新によって起きている労働者の不利益だ「日雇雇用保険手帳」発行・更新の条件の見直しを求める。

 回答

  現在「日雇雇用保険手帳」の発行・更新については職安の判断によって行なわれていることであり厚生労働省としての事案ではありません。また印紙については「日雇雇用保険手帳」へ貼付するものであり「求職受付票」に貼付する行為はそもそも違法に当たる。

 

②の印紙についての回答について、「昨年までは貼付されていた。」それを貼付しなくなったのはどのような理由があるのか

 

 回答

  先ほども申し上げたとおり行為そのものが違法なため取りやめたと思われます。

 

違法性があるものを40年以上も放置した結果、印紙代を手取りから引かれ続けた労働者へ保証をしろ。年間51000人分で1150円と換算して765万円、40年だと3億になるぞ。

訴訟を起こしてもいいがその責任はどこにある。職安・労働局の上に立つのが厚生労働省ではないのか!という追及に対し厚生労働省側は回答をできず沈黙を貫いた。

 

 

ほか2件の要望についても今後報告を行ないます。